猫を家族に迎えたい

殺処分という現実

みなさん、殺処分という言葉を知っていますか？イチ猫好きだった私が殺処分という現実を知ったのは大学１年生の時でした。殺処分のあまりの数の多さに大変ショックを受けました。それから殺処分をなくすために自分には何ができるのだろうと考え始めました。
日本では、１年間に２万7000匹あまりの猫たちが行政により殺処分されています。（令和元年・環境省HPより）しかしその一方で、販売目的のために大量に繁殖され、売れ残ってセール品のように扱われている猫もたくさんいます。

保護猫を家族として迎える

命がモノのように売られ、お金を払えば責任などに関係なく簡単に買える現実。販売目的のために大量に生み出される命があっていいのでしょうか。殺処分をなくすには、猫を飼いたいと思った方々が「保護猫を家族として迎える」という選択肢を選び、その子の最期の時まで責任をもって一緒に生きることが大切だと私たちは考えています。
ペットショップでお金を出して買うのではなく「命を預かり、共に生きる」そんな思いで猫と向き合い暮らす人が増えてほしいと思っています。

大人猫と過ごす幸せな時間

Cafe Gattoにいる猫はほとんどが大人猫です。
「大人猫はなつかないんじゃない？」「子猫の方が可愛い」
そんな声もありますが大人猫だからこその魅力もあります。
子猫のように成長するにつれて、性格が大きく変わるということはありませんので、性格を把握しやすいですし、一緒に暮らしやすいと思います。
猫の平均寿命年齢は15歳を超えました。20歳まで生きる子も増えてきました。まだまだ大人猫と一緒に過ごす時間はたくさんあります。

Gattoにいる猫たちの里親になるには、事前に細かな審査があります。

Gattoから卒業するときは、ずっとのおうちが見つかったとき。
里親さんのお宅で最期の時まで一緒に過ごしてほしいと思っていますので、独自の里親審査基準を設けております。基準をみたし、審査を通った方のみがトライアルに進むことができます。
里親を希望される方は、まずはご予約の上、Gattoの猫たちと実際に触れ合ってみてください。一度ではなく何度か通っていただきGattoの考え方や雰囲気、猫の様子や性格などを見ていただくことをお勧めしています。

見た目だけで判断したりすることはせず、ご自身のライフスタイルや、家族構成、留守番時間、先住猫さんとの相性、年齢などを考慮し、スタッフにご相談くだされば、どの子が相性がよさそうかなどもご相談に乗ります。この先長ければ十数年を共に過ごしていく家族になるわけですから、将来のあらゆることを見据え、時間をかけてしっかりと考えてみましょう。

審査の流れ

事前申込シートへのご記入

里親に申し込みたい方は、スタッフにお声がけください。事前審査申込シートをお渡しします。記入したものは後日ご持参いただければ大丈夫です。

審査シート提出後、審査期間中も是非当店へお越しください。
書類だけでは、猫を託せる里親さんかどうかの審査はできません。ご来店いただき何度かお話しさせていただくことも大事な過程であることをご理解いただければと思います。

書類審査

いただいた書類と面談をもとに審査を行います。審査には1週間ほどお時間をいただきます。
追加の質問事項をさせていただくこともございます。審査の結果お断りすることもございます。

必要書類の確認

審査を行う上で、下記のご提出をお願いしています。（メールでの添付でもかまいません）
・猫の飼育規約（賃貸にお住まいの方必須）
・お部屋の間取り、脱走防止対策をした写真
（猫が出入りするお部屋の窓はすべて脱走防止対策をしていただきます。）
・身分証明書の提示
・就業先の情報

審査後トライアル日程調整

審査を通った方はトライアル開始日（ご家族全員のご都合があう日時）を決定します。
おひとり暮らしの場合は、万が一の時の保証人の方にも同席していただきますので、その方の日程も調整いただきます。

トライアル開始

スタッフがご自宅に猫を連れて行き、実際に脱走防止対策を確認いたします。
トライアル開始の書類に署名と押印をしていただきます。期間は2週間程度ですが、猫の状態によっては長くすることも可能です。期間中は毎日かならず、ごはん、トイレの状況をメールにて写真付きでご連絡いただきます。不安に感じたこともスタッフにすぐにお尋ねください。

正式譲渡

トライアル期間が終了する頃、正式譲渡に進みたい旨をお伝えください。
里親さんと猫の両方に問題がないと判断した場合は、正式譲渡の手続きに入ります。正式譲渡の際も、スタッフがご自宅に伺い、猫の様子を確認します。
その際に正式譲渡の書類への署名と捺印をしていただきます。また証明写真も撮影させていただきます。

正式譲渡後も毎年譲渡月には、猫の様子を写真やメール、お手紙でお知らせしていただきます。
譲渡後も猫の成長を里親さんと共に見守っていきたいと思っています。
末永くお付き合いができる里親さんとのご縁をお待ちしております。